何かとレオンハルト。それが世の常か?
はじめてレオンハルトのCDを買ったのは
大学1年生の時だった。
チェンバロのバッハを聴きたいと思い、
Virginから出ていた廉価版のイギリス組曲と
パルティータを買った。
使用楽器は以下の通り。
・イギリス組曲、M.スコヴロネック作
(モデル:1755年製N.ルフェーブル)
・パルティータ、W.ダウト作
(モデル:M.ミートケ)
バッハの鍵盤作品は、あまり聴いてこなかったのでこれを機会にと思っていたのだが、はじめは相当に戸惑った。あまり、美しくないというのが第一印象。少々攻撃的というか、切迫感を感じた。当然評価の高い名盤なのだが、私には響きがダメだった。家のオーディオの問題かもしれない(実際、今聴きなおしてみると、パルティータなど豊かに聴こえる)。
レオンハルトの独特の間に美しさを覚えたのはそれから随分と経ってから、社会人になってから聴いたフランス組曲だった。
・使用楽器 D.ルビオ作 (モデル:P.タスカン)
出だしのアルマンドの宙に浮いたような、無重力なテンポ感にはまった。
古い録音のため美音とまでは言えないが、それでも好きになった。
では、インヴェンションとシンフォニアはどうだろう?
・使用楽器 M.スコヴロネック作(モデル:1745製J. D. ドゥルケン)
BWV783の弾力のある響きが素晴らしい。芯がしっかりとして低音がいい。
どんどん聴く、イタリア協奏曲。
・使用楽器:1728年製C.ツェル
これは少し音が遠い感じがする。すこしぼけているような。
素晴らしいと思ったのは、半音階的幻想曲とフーガ。
・使用楽器:1728年製C.ツェル
楽器はイタリア協奏曲と同じようなのだが、こちらは音の焦点がピタッと録れていて高音が輝いている。そして大変に推進力がありよい。1979年の録音ということなのでセオンに入れたものの中では新しい方ではないか。
今、レオンハルトがおもしろくなりはじめた。
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さぁ誰だかあててごらん (水曜日, 03 12月 2014 00:57)
よくわからないけど元気そう。相変わらず変態だね。チェンバロ買ってくれたら結婚してあげてもいい。
HP制作者 (木曜日, 04 12月 2014 12:17)
さあ誰だ!男か?女か?はたまた即身仏か?名乗りたまえ!
チェンバロを買う金はどこをほっつき回っても見当たらないわけで、
後は道端に寝転んで、ごろごろしてみたりするだけですよ。
熱愛報道ブームに乗っかりてえ~